« 実在感の喪失 | トップページ | 自己表現の場を求めて »

2010/03/23

詩:夢を見ている

過去に書いた未発表作をアップしてみる。

過去の未発表作を一つ。

創作日時:2008/2/26
題名:夢を見ている

どのくらい
気を失っていたのだろう
いつのまにか
一日が終わりを告げる
そんなふうに感じた
月曜日の朝の事

綿菓子に
薄い水色
薄い紫色
薄いピンク色を染み込ませて
ひとひらずつ飾り付けたら
きっとこんなふうに
透明な空が 雲が
わたしにも創り出せるだろう


オレンジ色の弱弱しい照明が
風に揺れる街路樹を照らし
歌う車のダッシュボードに
踊るシルエットを映し出していて
わたしは
脚本通りの情景に
欠伸をかみ殺していた


朝焼けと、夕焼けを見分けるのに
青春を捧げたわたしは
夕焼けと朝焼けの間にも
そして朝焼けと夕焼けの間にも
きっとまだ 夢を 見ている


ゆらゆら
海月のように漂いながら
いつの日か
どこかの島に打ち上げられ
少しだけ陽の光に温められて
また波に攫われる

教科書を眺めるように見つめていた
淡々と繰り返されるあした

|

« 実在感の喪失 | トップページ | 自己表現の場を求めて »

コメント

こちらでは初めまして。如月八雲です。
感想を書きます。

夏の朝の少し肌寒くでも空気はとても透明な
そんな景色が一気に頭の中に展開されました。

独り高いところから佇んで見ている
その詩の中にいる人は
孤独感とは少し違うけれどでもなんとなく孤独な感じがアンニュイな雰囲気と共に
まだ果たせぬ夢と実生活の流れが
否応にも対立してて、
そのもどかしさが伝わってきました。

あした…希望も絶望もないまぜの中で
夢と生活を抱えて生きてるとは何かを考えさせられました。

的外れだったらすみません。

投稿: 如月 八雲 | 2010/03/23 22:01

こちらこそはじめまして、如月さん。

感想をありがとうございます。お目汚しすみませんtt

投稿: 雪月紅葉@管理人 | 2010/03/23 22:13

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/40461/47891574

この記事へのトラックバック一覧です: 詩:夢を見ている:

« 実在感の喪失 | トップページ | 自己表現の場を求めて »