Bourgogne【1998】
あの、有名なルロワのブランドのワインです。
透明で美しい色合い。色の深さはボルドーに近付いています。何だかんだで8年も前のワインなのに、全然老いた気配がない。それなのにガチガチで飲めないということもない。
鼻を近づけると香ってくるのはベリー系の香りと胡椒、それに皮のような香り。かすかにハーブのような香りもする。口に含むと、果実香よりもまずその肉の香りにびっくりする。焚き火で軽く血のしたたる肉を炙って食べたような、ともすれば獰猛な香りがする。本当にこのワインは葡萄から出来ているんだろうか。
味わいの方向性的にはかなり好き嫌いが別れそう。そして味わいにかなりの複雑性があるが、それぞれの要素の目指す場所は決まっており、まとまっています。ルロワ・ブランドとしては格下のメゾン・ルロワであることに若干の驚きも感じます。ルロワ・ブランドの中でもメゾン・ルロワは評判があまりよろしくないと聞いた気がしますが、確かにコストパフォーマンスが飛びぬけていい、というわけではありませんが、私としてはこのワインはこのワインで、やはり優れたワインといいざるを得ません。
【生産者】
メゾン・ルロワ
【地方】
フランス、ブルゴーニュ
【葡萄品種】
ピノ・ノワール
【購入日付、場所】
2006/3/15、気まぐれワイン蔵
【価格】
3,380円
【飲んだ日付、場所】
2006/4/11、自宅
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