我が心のロングセラー「ボンタンアメ」
思えば私のボンタンアメとの最初の出会いは、亡くなった祖父に買ってもらった時だと思う。当時は私も幼稚園か小学校低学年のクソガキで、ボンタンアメの橙色の部分の周りの透明な膜をビニールと勘違いして、必死にとって食べようとしていた。兄だか親父だかが、「それも食えるんだぜ」と教えてくれて、袋のまま食べるのが衝撃的で、透明な膜(澱粉)を口の中で溶かして新鮮な感覚を楽しんでいた覚えがある。
甘さ控えめ、さっぱりで、独自の食感・独自の味わいで、思い出深い商品でもあるので、他にはちょっとかわりのきかない私にとっての特別な菓子だと言える。
デザインも斬新で鮮烈な印象を与えるくせに、ひどく調和がとれており、箱の形をしばらく眺めていても飽きないものだ。もしボンタンの色付けがもっと橙色で表現されていたらこの調和は生まれなかっただろうし、色の配置が適切だからこそ絶妙なバランスで我々に訴えかけてくる。
そんな素敵なボンタンアメについて調べたが、なんと!大正15年生まれだとか。大正15年は西暦にすると1926年だから、実に80年もの間販売していることに。私の命の火が尽きるその日まで、存在し続けてくれることを切に願います。
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コメント
オブラートが澱粉(でんぷん)でできていたのだと
初めて知って衝撃だ。石油系とは思っていなかった
けど、「こんな技術、なぜ昔からあったんだ?」と
思ってた。
投稿: 気まま | 2006/03/26 00:12
むしろ私はあの透明の膜のことを「オブラート」とご存知ということに衝撃を覚えますよ。
投稿: タル坊@管理人 | 2006/03/26 02:01
ボンタンアメ!!!!!
小学生の時、遠足に必ず買ってったかな~。
久しぶりに買ってみようかしら。
オブラートは、炊飯器にもできますね。
ってか、幼稚園の時、一生懸命オブラートはがそうとして
ベタベタになった。
投稿: QED | 2006/04/21 23:05
遠足にボンタンアメって結構斬新かもですね。電車で遠足に行ったりされたんですか?
あのパリパリのやつオブラートと同じ成分なんですねぇ。
そしてやっぱり、オブラートはがしは誰もが通る道なんですねぇ。
投稿: タル坊@管理人 | 2006/04/22 21:44